5437D は、冗長化により SIL3 に対応する、高い安全性が求められる温度などのプロセス監視アプリケーションに最適な2線式トランスミッタです。幅広い動作環境と優れた EMC 耐性によって、厳しい環境においても高精度な測定結果を得ることができます。

特長
- 高い安全性が必要な現場での TC または RTD(または2種混在)による温度測定
- センサの冗長性とドリフト検出を必要とするアプリケーション
- リニア抵抗またはポテンショメータ入力を 4 ~ 20mA に変換
- バイポーラ mV 信号の 4 ~ 20 mA への変換
- 2入力の平均、差を 4 ~ 20mA に変換
- カスタムテーブル設定により規格外の特殊センサにも対応
アプリケーション
- 高所や危険エリアなど保守困難場所での温度監視
- インゴット結晶の成長炉など高付加価値製品の製造装置
- 船舶(DNV GL 認証申請中)
- 長時間連続運転するプラント
- 高安全性が要求される設備
- 保守の無人化/省人化用
資料ダウンロード
5437D データシート(英文)PDF - 264.55 KB
仕様
周囲温度範囲 | -50℃ ~ +85℃(SIL: -40℃ ~ +80℃) |
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温度係数 | <0.005%/℃ |
長期安定性 | <0.18%/5年 |
トータルでの精度 (一例) |
Pt100、-200℃ ~ +850℃ 設定時:0.01381% TC K、内部 CJC、0℃ ~ 400℃ 設定時:0.1975% |
EMC 耐性 | スパンの ±0.1% 未満 |

センサ故障時の自動切替えとアラート(左)と2つのセンサの接続例(右)