Dual Channel Active EMI & ESD Suppressor for Ethernet Applications KTA1550/KTA1552

EMI (EMC Class B)/ESD 耐量改善アクティブフィルター KTA1550/KTA1552

 

KTA1550/KTA1552 は、世界で初めて開発された半導体素子のコモンモードノイズ除去アクティブフィルターです。従来の巻線型チョークフィルターから半導体素子フィルターに置き換える事で、市場信頼性・品質が大幅に改善されます。高性能 ESD プロテクション回路が内蔵されているため、PHY 内蔵の ESD プロテクションでは不完全であった ESD 保護レベルを大幅に向上させます。半導体素子で造られたアクティブフィルターで、信号ラインに直列に接続される巻線型チョークフィルターの様にイーサネット信号品質を悪化させる事なく、高い通信品質信号を保つ事ができます。

アクティブフィルター KTA1550/KTA1552

特長

  • イーサネットのファイサイド信号ライン(TD/RD)に並列に KTA15xx を取り付けることでコモンモードノイズ除去比(CMRR)を大幅改善
  • KTA15xxを追加してもイーサネット信号自体を劣化させない
  • 内蔵されているESD プロテクション回路によりPHY チップのESD 耐量レベルを向上、プロテクションデバイスは追加不要
  • YDS、TAIMAG、Bourns の LAN 製品と KTA15xx の同時使用を推奨

アプリケーション

  • CICPR32 の勧告に基づき厳しくなったノイズ対策が求められるイーサネット機器
  • コモンモードノイズレベルの改善が必要なイーサネット機器
  • ESD プロテクションレベル向上が必要なイーサネット機器
  • 対応イーサネット規格
    • 10-100 BASE-TX
    • 1000 BASE-TX
    • IEEE802.3 bw 100BASE-T1
    • IEEE802.3 bp 1000BASE-T1

Kinetic 社製 KTA1550/KTA1552 を使った提案

品質改善・コスト削減

KTA1550/KTA1552 を採用する事で、従来の巻線型コモンモードノイズ除去チョークフィルタと外付 ESD 保護用ツエナーダイオードが不要になり、品質向上とコスト削減につながります。

コモンモードノイズ除去レベルの改善

従来からの巻線型コモンモードノイズ除去チョークフィルタと共に使用した場合、更に -10dB 以上の除去比の改善が得られます。また、外付 ESD 保護用ツエナーダイオードも削除する事ができます。

ESD 耐量の改善

KTA1550 内蔵の高性能ESDプロテクション回路が平行に追加される事で、Phy 内蔵 ESD プロテクション回路の破壊を防げる可能性が向上します。

品質改善・コスト削減

コモンモードノイズ除去性能品質改善及びESD保護レベル向上

KTA1550/KTA1552 を使用する事により従来の巻線チョーク型コモンモードノイズフィルターと外部ESD対策用ツエナーダイオードが必要なくなります。

コモンモードノイズ除去レベルの改善

コモンモードノイズ除去量改善及びESD保護レベル向上対策

既存のコモンモードノイズ除去フィルターに加え KTD1550/1552 をインストールする事で、コモンモードノイズ除去比を-10dB 以上改善する事ができます。外部 ESD 保護用ダイオードを使用の場合は、そのダイオードを排除できます。

コモンモードノイズ除去比(CMRR 改善例)

ESD 耐量の改善

KTA1550 は、ESD プロテクション回路を内蔵しています。気中 +/-29kv/ケーブルディスチャージ(CDE)とも +/-15kv 以上。例として、Ethernet 信号系において、Phy に内蔵されている ESD プロテクション回路の不足分を補います。KTA1550 内蔵の高性能 ESD プロテクション回路が平行に追加される事で Phy 内蔵 ESD プロテクション回路の破壊を防げる可能性が向上します。ディファレンシャル、コモンモード ESD 耐量両方の耐量を向上させます。

ESD耐量改善例

テスト Phy のみ
トランス付
Phy + KTA1550
トランス付
KTA1550 導入による改善
Air Discharge Pass 11kV Pass 29kV 18kV
Cable Discharge Equivalent Pass 8kV Pass 15kV 7kV

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アクティブフィルターKTA1550/KTA1552 フライヤー(日本語)

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