「HPM シリーズ」は、 PM 2.5 の他、環境汚染物質粒子の濃度を高精度に測定するパーティクルセンサです。レーザー散乱法を用いて粒子をカウントするセンサで、インダストリからコンシューマ向け製品まで広くご使用頂けます。

特長
- レーザー散乱法を使用したパーティクルセンサ
- 環境汚染物質粒子濃度を高精度に測定
- 校正済み
- 出力:UART
- 20,000 時間連続使用での製品寿命と安定稼働
アプリケーション
- HVAC
- 空調装置
- 大気環境監視
- 民生品
- 空気清浄機
- 空調装置
- ハンドヘルド大気環境検出
微粒子検知・計測の原理
その原理であるレーザー散乱法は、周囲の空気をセンサ内部の検出部に取り込み、レーザー光源より発せられたレーザー光が空気中の微粒子(PM 2.5 等)により散乱されることによる散乱光を検出します。
検出された散乱光は内部で微粒子(PM 2.5 等)による散乱光であることを独自のアルゴリズムにより解析演算され、検出した濃度(粒子量)に比例した信号を出力します。信号はデジタル信号に変換出力され、リアルタイム(応答時間6秒)で環境汚染物質粒子の濃度をモニタすることが可能です。

製品仕様
動作原理 | レーザー散乱 | |
---|---|---|
検出対象*1 | PM2.5 or PM10 | |
出力データ*1 | PM2.5 µg/m3 (PM10 は追加のプログラムにて) | |
濃度範囲 | 0µg/m3 ~ 1,000µg/m3 | |
精度 (25℃ ±5℃時) |
0µg/m3 ~ 100µg/m3 | ±15µg/m3 |
100µg/m3 ~ 1000µg/m3 | ±15% | |
応答速度 | 6秒 | |
供給電圧 | 5V±0.2V | |
スタンバイ電流 (25℃ ±5℃) | <20mA | |
供給電流 (25℃ ±5℃) | <80mA | |
温度 | 動作 | -10℃ ~ 50℃ |
保存 | -30℃ ~ 65℃ | |
湿度(動作および保存) | 0% RH ~ 95% RH、結露なきこと | |
出力プロトコル | UART (baud rate:9600, data bits: 8, stop bits: 1, parity: none) | |
動作時間 | 連続動作モード | 20,000 時間 |
間欠動作モード | デューティーサイクルによる | |
ESD | ±4kV contact, ±8kV air per IEC61000-4-2 | |
放射イミュニティ | 1V/m(80MHz ~ 1000MHz)、IEC61000-4-3 準拠 | |
高速過渡破壊 | ±0.5kV per IEC61000-4-4 | |
伝導妨害イミュニティ | 3V per IEC61000-4-6 | |
放射妨害波 | 40dB 30MHz ~ 230MHz; 47dB 230MHz ~ 1000MHz(CISPR14 準拠) | |
伝導性放射 | 0.15MHz ~ 30MHz(CISPR14 に準拠) |
*1 PM2.5 は粒子の直径が <2.5 μm; PM10 は粒子の直径が <10 μm