Press Release
2020 年 6 月 11 日
グローバル電子株式会社
報道関係者各位
グローバル電子、出資先の米国の AgTechス タートアップ企業「FarmX 社」に農業用 IoT 機器を出荷開始
作物管理・灌漑(かんがい)自動化・収量管理サービス等を手掛ける FarmX 社
グローバル電子株式会社(東京都新宿区 代表取締役会長:松田樹一)は、センサー及び AI 技術に強みを持ち、灌漑給水自動化並びに作物の生育環境最適化・収量最大化のための一体型プラットフォームサービスを手掛ける米国のスタートアップ企業「FarmX, Inc.」(以下「Farm X 社」)に2017年より出資し、同社が農場に設置する IoT 機器類の開発に協力して参りました。このたび、以下の3機器について、当社製造子会社であるグローバルマイクロニクス株式会社での量産体制が整い、出荷を開始しましたことをお知らせいたします。
出荷開始製品
■ 点滴灌漑(ドリップイリゲーション)パイプ用水圧センサー
広大な農場に張り巡らされた灌漑用の水パイプの水圧を監視し、適切な灌漑がおこなわれていることをモニターするセンサー
■ 土壌水分センサー
圃場の地中に垂直に埋設し4つの深さの土壌水分量を同時計測し灌水を過不足なく制御するためのセンサー
■ 圃場ワイヤレスセンサーネットワーク機器
複数のセンサーからのデータを低電力無線で送信し、基地局を経由してクラウドに伝えるための無線ユニット
使用イメージ

点滴灌漑パイプ用水圧センサー

土壌水分センサー

圃場ワイヤレスセンサーネットワーク機器
当社は FarmX 社への出資と高性能高品質の IoT 機器の提供を通じて、米国等における精密農業の普及・収益化に貢献して参ります。2023年には FarmX 社向け製品でおよそ8億円の売上を見込んでおり、石川県金沢市に 2020年7月より稼働を開始するグローバルマイクロニクス新工場に増産体制を整え、需要増に対応いたします。
なお FarmX 社は、本年5月に株式会社クボタからの出資を受け入れています。 株式会社クボタの発表
FarmX 社の概要
社名 | FarmX, Inc.(ファームエックス株式会社) |
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会社設立 | 2014年11月 |
所在地 | 米国カリフォルニア州 |
事業内容 | 灌漑自動化並びに作物の生育環境最適化、収量最大化のための一体型プラットフォームサービスの提供 |
グローバル電子グループについて
グローバル電子グループは、海外製電子部品やシステムの販売をコアビジネスに、アナログ応用製品、センサー製品などの自社製品の企画・開発・製造を行っております。2005年からは医療機器の企画・開発・製造から販売も開始。金属加工など新たな分野に進出しており、お客様に高い付加価値サービスをご提供できる“電子機器総合企業”として社会に貢献します。
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農業用 IoT 機器を出荷プレスリリース原文(PDF 版)
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グローバル電子株式会社 経営企画室 Marcom部
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