グローバル電子、プロユースオーディオ向け ESS 社 2ch ADC ES9821Q を販売開始
－ DNR ＋120dB、HD＋N -112dB の高い特性と設計コストの最適化を実現 －

電子機器総合企業のグローバル電子株式会社（東京都新宿区 代表取締役 一木　茂 http://www.gec-tokyo.co.jp ）は、オーディオ半導体デバイスの業界リーダーである ESS Technology, Inc.（以下：ESS 社 https://www.esstech.com）の国内並びに東南アジアの総代理店として、同社の新製品 2ch ES9821Q SABRE ADC^®（DNR +120dB/THD+N -112dB）の販売を開始いたします。

伝説的な音質をもたらす ESS 社独自の HyperStream^® 技術

ESS ADC デバイスファミリーは、SABRE DAC に伝説的な音質をもたらしているESS社の特許技術 HyperStream^® モジュレータを搭載しています。HyperStream^® は、タイミングジッターをオーディオ帯域外に押し出すことが可能で、結果として得られる音場は純粋で一貫したものになります。また HyperStream^® は、ES9821Q のノイズフロアを 200kHz までフラットに保ち、歪み特性は他の競合デバイスと比べ 10dB 以上低くなります。 新製品 ES9821Q は、現行の ESS ADC デバイスファミリーの高い特性を踏襲しつつ、優れた音質とシステム設計での最適化を実現し、高い費用対効果をもたらします。

2ch ADC ES9821Q に統合された機能

ES9821Q は、最大サンプリングレート 768kHz の PCM、同期 S/PDIF、I2S（マスター/スレーブ）、および TDM 出力フォーマットに対応しています。I2C、SPI によるプログラム、もしくは内蔵のハードウェアモードの選択によりコンフィグレーションが可能です。優れた音響特性は、時間領域の性能を維持する理想的なプリプログラミングフィルターを使用することで達成されます。これにより、可能な限り優れたイメージングと正確な信号の保存が可能になります。さらに、ADC リファレンス用の低ノイズ レギュレータを内蔵しており、消費電力はチャネルあたり 40mW 未満（48kHz SR）と非常に低く抑えられています。

ES9821Q のチャネル間ゲインのミスマッチは 0.05dB 未満で、外部のバランス調整や手作業によるトリミングが不要です。また、入力からの DC オフセットを除去するオプションのデジタルハイパスフィルターを備えています。これらの強力な最先端機能により、システム設計がより簡単かつ効率的になります。

主なアプリケーションは、オーディオ ミキシング コンソール、高性能マイクプリアンプ、オーディオシステム、サンプラー、オーディオプロセッサ、およびテストシステムなどです。

【ES9821Qの主な特長】　

• DNR +120dB/THD+N -112dB
• 2Vrms 差動入力
• PCM 768kHz まで対応
• 28-QFN パッケージ

【ES9821Q プレスリリース（英文）：リンク】

ESS Technology Announces a New 2 Channel High Performance Audio Analog-to-Digital Converter